【パスワードを盗み取る手法】
1.ソーシャル・エンジニアリング
詐欺的な手法によって不正に情報を入手することである
IDやパスワードを盗み取る場合、必ずしもコンピュータの技術が
必要なわけではない。
技術に頼らずに、人間の心理や行動における盲点やミスを突いて
不正に情報を入手する手口を
「ソーシャル・エンジニアリング」と呼ぶ。
①ショルダーハッキング
IDやパスワードを入力している状態を肩(ショルダー)越しに覗き見ることで
不正にIDやパスワードを入手する手法。
②スカベンジング
ゴミの中からIDやパスワードのメモやその他の情報資産を入手する手法。
③電話によるなりすまし
上司やシステム管理者になりすまして電話をかけて
IDやパスワードが必要な事態が発生して至急対応が必要だと騙して
パスワードを入手する手法。
2.技術的な手法で盗み取る場合
①キーロガー
通常、パスワードの入力を行なっても画面上は"*・●"が表示されるだけで
入力した文字は 表示されない。
キーロガーはキーをログする。キーボードからの打鍵履歴を全て記録する仕組みを
コンピュータ内に組み込んでパスワードを入手する。
②ブルートフォース攻撃
パスワードとして利用可能な文字の組み合わせを片っぱしから順番に
試してみることでパスワードを破る方式。総当り攻撃とも言われる。
③辞書攻撃
パスワードとして利用されがちな文字列をあたかじめ辞書に登録しておき、
辞書に登録されている文字列を順番に試してパスワードを破る手法。
④レインボー攻撃
あらゆるパスワードに対応したレインボーテーブルを用意しておき、
コンピュータ内のパスワードのハッシュ値と一致するハッシュ値をレインボーテーブル
から探し出すことでパスワードを盗み取る手法。
入力してきたパスワードが正しいかどうか?
コンピュータ内にパスワードを保存しておいてある。
昔はパスワードの文字列そのものを保存していた。
【ハッシュについて】
ハッシュ:与えられたデータに(ここではパスワード)に対して演算を行うこと。
演算結果を「ハッシュ値」または単に「ハッシュ」と呼ぶ。
例)パスワードが「123」、ハッシュ関数が「9で割った余り」の場合
123÷9=13 余り6なので、この場合のハッシュ値は6となる
代表的なHASH関数:MD5 128bitのハッシュ値を作り出す
SHA-1 160bitのハッシュ値を作り出す
【ハッシュ関数の特徴】
①入力された値から一定の長さの値を出力できる
②同じ値を入力すると常に同じ出力値が出力されるが、入力される値が一部でも
異なると出力値が大きく変化する
③ハッシュ値から元のデータを特定することはできない
【パスワードの適切な管理】
パスワードを適切に設定/管理することでパスワードが漏洩する可能性を減少させる
ことは可能である。
・周囲の状況を確認(見ている人間がいない)してからパスワードを入力する
・パスワードのメモを他人の見えるところに置かない
・不特定多数が利用するパソコン(インターネットカフェ等でパスワードの入力が
必要なサイトにアクセスしない(キーロガーの可能性)
・短いパスワードを設定しない(最低8文字、可能なら15文字以上)
・パスワードには、単語や生年月日、電話番号等の辞書攻撃の対象になる
ようなものや容易に推測可能なものは使用しない
・パスワードは数字だけ、英字だけを利用せずに、数字、英大文字。英小文字、
特殊文字を混在させる
・パスワードは定期的に変更する
・初期パスワードは初回ログイン時に変更する(初期パスワードは、自分以外に
初期設定を行った管理者も知っている)
・パスワードの入力にソフトウェアキーボードを利用する
・ようこそ画面(ユーザーの一覧表示される画面)を表示しないように設定する
・直前に利用したユーザー名を表示しないように設定する
【パスワード付け方サンプル】
①自分の好きな文章を思い浮かべる
単語でなくて文章で考える
好きな曲の歌詞
②好きな文章をローマ字に変換する
し→si,shi っ→ltu
③ローマ字に対して、自分なりの変換規則を適用して、数字、英大文字、英小文字、
特殊文字が混在 するようにする
l(エル)→1 a→@ i→! s→&
④変換した文字列の特定位置の特定文字数を取り出す
3文字目から10文字目までの8文字を利用
⑤文字列の一部を入れ替える
最初の2文字を最後に移動
例)けっしてつかまえることのできない
keltus!tetuk@m@erukotonodek!n@!
tus!tetu
s!tetutu
きのこの森展 展示絵 その2
11 年前
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